Outcrop inc.

シネマ

7月上映作品 「メイド・イン・バングラデシュ」

「Tシャツ3枚分の月給」で毎日1,600枚のTシャツを作る。
メイド・イン・バングラデシュのタグの向こうには、そんな過酷な労働環境と闘う若い女性たちがいます。
ファストファッションの裏側にある「グローバル経済の不均衡」に焦点を当てた、実話に基づくヒューマンストーリーです。

ぜひ、アウトクロップ・シネマでご覧ください。

作品あらすじ
23歳のシムは、首都ダッカの衣料品工場で働いている。女性たちがせわしなくミシンを踏み続ける中、工場では男性幹部が威張り散らし、泊りがけも余儀なくされ、給料は未払いが続いていた。

そんな劣悪な労働環境を改善すべく、シムは仕事仲間たちを説得して労働組合の結成を目指して立ち上がる。しかし彼女たちには、幹部からの脅し、夫や同僚からの反対など、様々な困難が待っていた…。

◆日程:
 7月22日(金)・23日(土)・24日(日)10:30~、13:00~、15:30~、18:00~
 ※各日18:00~の最終回のみ、参加自由の座談会付き。
◆料金:
 一般 1,800円、学生・障がい者 1,500円、小学生 500円、
 幼児 無料(お席が不要の場合)
◆席数:各回16名様
◆場所:アウトクロップ・シネマ
◆予約:https://airrsv.net/outcropcinema/calendar

作品豆知識
👕ファストファッションの労働問題
薄利多売のファストファッションでは生産コストを抑えるため、工場では労働者が非衛生的な環境で長時間働かされているケースがあります。服を作る過程では殺虫剤や染料などの有毒な化学物質に長く曝されることで、中毒になり最悪の場合死に至るリスクもあります。ミシンの前で作業時間の大半を過ごすため、肩や腰を痛めてしまうことも少なくありません。

しかし、衣料品工場はバングラデシュの基準からすると、比較的安定している職場であるのが現状です。そのため、労働環境が厳しく賃金が安いとしても、衣料品工場で働く女性が多いのです。

👕ファストファッションの環境問題
トレンドに合わせた商品が低価格で販売され、短いサイクルで商品が入れ替わるファストファッション業界では、多くの環境問題が引き起こされています。製造過程では多くのゴミや二酸化炭素を排出し、大量の水を消費することで環境へ大きな影響を及ぼしています。

また、ファストファッションの衣服はリサイクルショップや古着屋では取り扱われないことが多く、処分する際はそのまま捨てられてしまうことが大半です。不要になった衣服を、アフリカなどの国へ支援物資として送る取り組みもありますが、多くの場合ファストファッションの低品質の服は着られずに、また生産国やその他の発展途上国に送り返され、ゴミとして投棄されています。

👕ファッション業界での取り組み
近年、自然環境や人、動物に配慮した商品を扱う「サステナブルファッション」が少しずつ広まっています。これは再生可能なオーガニックの素材を使って、適正な労働環境の中で生産された商品を指します。
素材や製造過程にこだわっているため、通常の衣服より価格は高めです。しかし、消費者も自分が本当に着たい服だけを選ぶようになり、衣服自体も高品質で長持ちするので、ファッションの本来あるべき形と言えるかもしれません。

またSNSでは、#whomademyclothes (訳:私の服は誰が作っているの?)という、自分のお気に入りの衣服をタグが見えるように投稿する活動が広まっています。消費者が主体となってブランドに対して服作りの背景を問いかけるとともに、生産者に対して感謝の気持ちを伝えるという意味が込められています。